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ある日、朝起きると両親の口論が聞こえた。小学3,4年の頃だったかと思う。何だかいつもの夫婦喧嘩とは違うのを感じ、なぜか隠れてしまった。「もう、どうしたらいいのかわからないよ」と、うずくまる母。そのあと、父が何かを言った記憶はないが、家族がどうなるんだろう…と幼心に不安を感じたことを覚えている。社会人になり、両親とも大人同士の会話ができるようになったとき、「カードを使いすぎの時期があり、自己破産申請をせざる得なかった」「今、普通にカードの申請が通るけれど、あの時の状況からここまで持ちかえすのは、本当に大変だった」と父の言葉。その時初めて、脳裏に焼き付いたあの光景がこの自己破産とつながった。今考えても怖くなる一幕だったけれど、様々なニュースで自殺とか、夜逃げとか、見るけれど冷静な父親のおかげで今がある。母からあの時のことを聞いたことはないし、今も好きなものを買って生活している様子をみると、また過度な買い物をしてしまうのではないか?と心配になるが、平和な毎日を迎えられていることに感謝したい。